おばあちゃんのこと

おばあちゃんっ子って一定数いると思うんですけど、
僕は今思えばド級のおばあちゃんっ子だったにも関わらず
それを認めたがらない生意気なガキでした。
しかもおばあちゃんは、(古い考えですけど)孫の中で唯一の男の子だった僕に
誰よりも甘く接してくれる優しい人だったので、
それに付け上がった僕は、その甘やかしを享受するばかりでお礼の一つも言えないクソガキでした。

23歳のときに突然おばあちゃんが倒れ、それ以降一言も会話できなくなってしまった時、
もうありがとうさえ言うことが許されなくなってしまったことに激しい後悔をしました。

僕のマンガに優しいおばあちゃんがよく出てくるのは
自分の祖母への言えなかったありがとうを、マンガで伝えようとしているからなのかもしれません。

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